【進路】中高一貫ラッシュで「予備校化」する高校、生徒の自殺未遂も相次ぐ“受験狂騒曲”の実態
【進路】中高一貫ラッシュで「予備校化」する高校、生徒の自殺未遂も相次ぐ“受験狂騒曲”の実態
【進路】中高一貫ラッシュで「予備校化」する高校、生徒の自殺未遂も相次ぐ“受験狂騒曲”の実態
【進路】中高一貫ラッシュで「予備校化」する高校、生徒の自殺未遂も相次ぐ“受験狂騒曲”の実態
https://diamond.jp/articles/-/358291
これは決して都市部だけの話ではない。福島県、群馬県、茨城県、静岡県などから都内の御三家に新幹線や特急電車で通学するケースも珍しくはなくなっている。地方でも名門公立高校に附属中学が作られ中高一貫校になると、その地元は“受験狂騒曲”に巻き込まれつつある。
関東地方のある名門進学高校の関係者は、「生徒の自殺未遂が相次いでいる」と明かす。偏差値が70以上で県内トップの公立高校に附属中学ができて校長が変わると、それまで自由だった校風が一変。校長が目指すのは、東大や京大、医学部に何人合格したか。
その複数の関係者は「高校が大学合格だけを目指す予備校化していき、たちまち学生から多様性が奪われていきました。中高一貫になると、一層と高校が予備校化してしまった」と心配する。
地元の塾は早速「県立○○高校附属中学に何人合格!」という看板を出してPRしている。受験塾で課題を与えられ、親から言われたことをそつなくこなしてきた“いい子”が合格してくるケースが増えているように見えるという。前述の学校関係者は、中高一貫校になってからの様子をこう語る。
「それまでは中学受験は地元では一般的ではなく“特殊な世界”だったのに、小学4~5年生から受験塾に通わせる家庭が、じわじわと増えていきました。結果、入学式には小綺麗な恰好の母親に連れられた“いい子”ばかりが来る。生活が苦しいなかで頑張って合格したのだろうと思わせるような親子は見当たりませんでした」
中学受験で先に「名門校」の椅子を勝ちとることができるのは、費用がかかる受験塾に通うだけの余裕がある家庭となるだろう。中学で受験すれば、高校受験の土俵で競わなくても競争が激しくなる前に席を確保できる。その分、高校から入学できる定員が減ってしまうため、それまで高校受験で合格できたはずの受験生が落ちることもある。
■海外に修学旅行 富裕層が多い公立附属中
実際、名門高校の合格者を多く出していた公立中学校の合格者数が減るという影響を受けており、県立高校に附属中学を作るということは地域の進学のバランスを不当に崩しかねず、その余波は大きなものとなりそうだ。
公立の附属中学の入学者に富裕層が多いことを裏付けることが起こった。中学生が修学旅行で海外に4泊5日したというのだ。費用はもちろん自己負担。保護者の誰一人からも反対の声はあがらなかったという。同窓生らは「長期滞在でなく、中途半端に海外に行く意味があるのか。予備校と化すような中高一貫校それ自体も、公教育がすべきことなのか」と強い疑問を抱いている。
東京では港区が2024年度の区立中学校の修学旅行先をシンガポールに決めて波紋を広げた。公立中学の修学旅行先が海外になるのは都内初で、全区立中学の特別支援学級も含むすべての3年生が3泊5日で旅行に出るとしたが、わずか数日の海外旅行を公教育で行う必要があるのか。
前述の公立の中高一貫校は偏差値が70以上でも生徒は入学後、「何して勉強すればいいか分からない」と悩んでいるという。つまり、指示がないと自分で勉強の段取りをつけられないのだ。
もともと塾が考えるカリキュラムに従って受験対策をこなしてきた子どもが入学する傾向が強まっているところに附属中学ができたことで、小学生の頃から指示を受けてそつなく勉強をこなす子どもが増えていく。
すると試験に合格して入学して自由な校風の環境に身が置かれると「何をしていいか分からない」と思考が停止してしまうのだ。保護者は保護者で、近隣の私立高校が大学受験に向けてカリキュラムを組むなど「至れり尽くせりの予備校のようだ」と言って「どうして進学校なのにうちの高校は受験の指導をしないのか」とクレームをつける。
同校では校長が代わってから「東大、京大、医学部」への合格が重視され、受験勉強ばかりにプレッシャーがかけられるようになったことで、クラスで1~2人がメンタルヘルスを崩している状態。自殺未遂した学生が何人も保健室に身を寄せるようになったという。
このような状況について、前述の学校関係者が憤る。
「何も難関大学の合格がすべてではない。もともと教員が何も言わなくても一定数が東大に合格している。私立と同じことをするのが公立の役割ではない。公教育なのだから、地域に残り、地域に貢献する人材を育てるべきだ。
偏差値の高い大学に進学することを目的とすれば、都市部に出た子どもたちが戻ってくるとは限らない。公教育とは、東京に出ていく若者を育てることではないはず。教育現場が中高生のうちから地元企業を知る機会を作ることが必要だ。地元で活躍している大人を知ってもらうことこそ、公教育がすべきだ」
※以下引用先で
引用元: ・【進路】中高一貫ラッシュで「予備校化」する高校、生徒の自殺未遂も相次ぐ“受験狂騒曲”の実態 [七波羅探題★]
親は客、子供は商品
死のうが病もうが稼ぎが大事
でも6年も大学受験の勉強してたら嫌にならない?
The post 【進路】中高一貫ラッシュで「予備校化」する高校、生徒の自殺未遂も相次ぐ“受験狂騒曲”の実態 first appeared on TweeterBreakingNews-ツイッ速!.