【社会】音のない街の恐怖・・・EVやハイブリッド車が引き起こす不安とは?
【社会】音のない街の恐怖・・・EVやハイブリッド車が引き起こす不安とは?
EVやハイブリッド車の普及が進む中、静かな走行音が一部の歩行者にとって危険要因になっているという意見には共感します。特に視覚に頼っている方々にとって、音は重要な情報源です。今後は、静かな車両に音を出す機能を導入することが、歩行者との安全な共存に寄与するのではないでしょうか。
1 蚤の市 ★ :2025/06/09(月) 08:54:01.50 ID:Ik9Gtbhw9
走行音が静かな電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)は接近を歩行者に知らせるため、疑似的な音を出しているが、実は各メーカーの音に特色があって微妙に異なっている。国土交通省は音の違いについて、法律や規則の範囲内で問題ないとし、注目されることもあまりない。
だが、視覚障害者にとっては、その音の微妙な違いが切実な問題になっている。また、利用者が急増している電動キックボードは、ほとんど音の出ないものがあるなど、新たな問題にも悩まされている。(村上一樹)
◆「音に気付かず、ひやりは日常茶飯事」
「EVやHVの音に気付かずに、ひやりとすることは日常茶飯事。実際に接触したこともある」。そう語るのは、日本視覚障害者団体連合(東京都新宿区)で常務理事を務める三宅隆さん(52)だ。歩道の点字ブロックを歩いている時に「道沿いの駐車場から、音もなく出てきた車とぶつかったこともあった」と振り返る。
視覚障害者やお年寄りがEVやHVの接近に気付かず、事故に巻き込まれるケースが問題となり、2016年に国内法令が改正された。接近を歩行者に音で知らせる「車両接近通報装置」の搭載が、2020年10月以降に生産された全ての新車に義務付けられた。
速度が上昇していくのに合わせて「ヒューン」「ブーン」といった疑似的な走行音を発生させる。音量や音質などの基準を細かく定め、音を出さないようにする機能を禁止した。
基準の範囲内でも音にはメーカーごとに特徴があってそれぞれ違いがある。あまり分からないような微妙な違いであっても、視覚障害者にとっては、どの音が車両の接近通報音か瞬時に判断しづらくなるという。三宅さんは「一番知りたいのは車が近づいているということ。音の統一は非常に大事」と強調する。
◆音もなくすり抜けていく電動キックボードも
利用者が増えて交通事故が相次ぐ電動キックボードも…(以下有料版で,残り 446文字)
だが、視覚障害者にとっては、その音の微妙な違いが切実な問題になっている。また、利用者が急増している電動キックボードは、ほとんど音の出ないものがあるなど、新たな問題にも悩まされている。(村上一樹)
◆「音に気付かず、ひやりは日常茶飯事」
「EVやHVの音に気付かずに、ひやりとすることは日常茶飯事。実際に接触したこともある」。そう語るのは、日本視覚障害者団体連合(東京都新宿区)で常務理事を務める三宅隆さん(52)だ。歩道の点字ブロックを歩いている時に「道沿いの駐車場から、音もなく出てきた車とぶつかったこともあった」と振り返る。
視覚障害者やお年寄りがEVやHVの接近に気付かず、事故に巻き込まれるケースが問題となり、2016年に国内法令が改正された。接近を歩行者に音で知らせる「車両接近通報装置」の搭載が、2020年10月以降に生産された全ての新車に義務付けられた。
速度が上昇していくのに合わせて「ヒューン」「ブーン」といった疑似的な走行音を発生させる。音量や音質などの基準を細かく定め、音を出さないようにする機能を禁止した。
基準の範囲内でも音にはメーカーごとに特徴があってそれぞれ違いがある。あまり分からないような微妙な違いであっても、視覚障害者にとっては、どの音が車両の接近通報音か瞬時に判断しづらくなるという。三宅さんは「一番知りたいのは車が近づいているということ。音の統一は非常に大事」と強調する。
◆音もなくすり抜けていく電動キックボードも
利用者が増えて交通事故が相次ぐ電動キックボードも…(以下有料版で,残り 446文字)
東京新聞 2025年6月9日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/410019