【話題】佐々木朗希の剛速球が語る、メジャーでの苦悩とは?
【話題】佐々木朗希の剛速球が語る、メジャーでの苦悩とは?
佐々木朗希が抱える“メジャー最低” 失った直球の威力…本来はもっと滅多打ちだった? …直球の平均2084回転/分がメジャーワースト2位 ドジャース・佐々木朗希投手は26日(日本時間27日)、本拠地でのパイレーツ戦に先発して5回2/3を… (出典:) |
1 ネギうどん ★ :2025/04/30(水) 11:01:26.55 ID:IXor3DEh9
ドジャース・佐々木朗希投手は26日(日本時間27日)、本拠地でのパイレーツ戦に先発して5回2/3を3失点だった。メジャー6先発目を終えていまだ未勝利ながらも、防御率3.55と上々に見える。一方で、本来は最大の武器とも言える自慢の剛速球が“メジャーワースト”の数字に沈むなど、気がかりなデータも見え隠れしている。
佐々木といえば、高校時代に163キロを計測した剛腕が代名詞。ロッテ時代の2023年にはプロ野球の日本選手最速タイとなる165キロを計測した。過去3年間の速球の平均球速は158.4キロ、159.1キロ、156.0キロで、いずれの年も球界ナンバーワンだった。
MLB公式のデータサイト「ベースボールサバント」によると、佐々木のここまでの平均球速は96.4マイル(約155.1キロ)。試合ごとにバラツキはあるものの、先発投手では十分に速い部類。同サイトの「パーセンタイル・ランキング」では「83」に位置づけられ、球界上位17%となっている。
では、佐々木の速球がメジャーでも十分通じているかといえば、疑問も残る。被打率は.236に抑えているものの、打球初速や角度から算出される期待打率「xBA」は.319。被長打率も.400だが、「xSLG」は.632となっており、データ上は、本来はもっと“滅多打ち”になっていてもおかしくなかった。
何より気になるのが、空振りの少なさだ。スイングに対して空振りした割合を示す「Whiff%」は8.9%。実は、100スイング以上の投手では球界ワーストとなっている。スプリッターが45.1%、スライダーも40.9%と変化球は十分に空振りを奪えているものの、速球に関しては相手打者に当てられているのが現状だ。
一つ考えられる理由が回転数の少なさか。回転軸との兼ね合いはあるものの、一般的にボールの回転数は多い方が空振りを奪いやすいとされる。佐々木の回転数は平均2084回転/分で、200球以上の投手ではワースト2位。分かりやすい例はカ*・今永昇太投手だ。平均は91.1マイル(約146.6キロ)と佐々木に比べてかなり遅いが、2480回転/分と高回転を誇り、「Whiff%」は21.7%に達している。
少なくとも、日本時代のように空振りを奪えなくなっている佐々木の直球。ここから立て直すのかはたまた……。課題を乗り越えた先に、待望のメジャー初勝利が待っているかもしれない。